キングダム 703話ネタバレ考察予想!李牧・王翦・桓騎の三者の思惑

週刊誌考察予想
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秦軍の前に李牧の長城が立ちはだかる!
その全長は、なんと100Km!
そのため秦軍は大きく北へ迂回せねばならなくなりそうです!
迂回した先には決戦の地になるであろう宜安があります!
李牧、王翦共に宜安に目をつけています!
李牧はどうやって秦軍を宜安に誘い出すのか?
宜安という結論に至った王翦の次なる行動は?
桓騎のこれからの反応?
三者の思惑が交差する!

この話を見てもらえると李牧、王翦、桓騎の三者の思惑について分かると思うので最後まで見てってくださいね。

まずは本題に入る前にさらっとだけ前話のおさらいをしてから、本題の考察に入っていきますね。

邯鄲への復帰を果たした李牧が、まず取りかかったのが邯鄲防衛戦略です。
そのため李牧は宜安を視察。
辺りを確認して、悪くないと戦況判断しています。
この宜安という地はだだっ広い平野に見えますね。
遮蔽物が少なく大軍を配置するのには、もってこいの地形と言えそうです。
しかもこれだけ見渡しが良いと、奇襲や奇策の類は決まりにくそうです。

李牧はこの宜安で秦軍を迎え討とうと考えている様子です。

そしてコチラは秦軍。
平陽と武城の城攻めが開始されています。
そんななか王翦は小隊を引き連れて、平陽・武城の先を偵察しに行ってました。

そこで驚くべきものが王翦の目の前に飛び込んできます。
それが全長100Kmもある李牧の長城です。

李牧の長城が邯鄲の前に立ちはだかっているので、平陽・武城を落としたからといって、簡単には邯鄲まで進軍できなくなりました。

王翦は地面に座り込み、趙国全体の地図を見ながら考えを巡らした結果、李牧と同じ宜安という考えに至っています。

この宜安という地は桓騎と李牧が生死を賭けて大戦を繰り広げる場所です。
史実では肥下の戦いと言われており、秦の統一戦争において、初めて敗北する戦いになります。

なので宜安の地で桓騎と李牧が戦うのは間違いなさそうです。

李牧はどうやって秦軍を宜安に誘導するのか?
宜安という結論に至った王翦の次なる行動は?
平陽を攻略中の桓騎は李牧の長城を見て、どう反応するのか?
なぜ楊端和、王翦ではなく桓騎が宜安に行くのか?

李牧の復帰と長城の出現によって李牧、王翦、桓騎の三者の思惑が複雑に絡み合っていきそうです。

なので今回は李牧、王翦、桓騎の三者の思惑について考察していきたいと思います。

李牧の思惑

李牧の考えは王翦軍、桓騎軍、楊端和軍のそれぞれの分断と各個撃破が狙いだと推測します。
李牧は鄴攻略戦で王翦と対峙して「愚かな人間」と発言したものの、王翦の実力は相当なものだと認識していそうです。
王翦一人でも強敵なのに、李牧一人でさらに桓騎、楊端和の二人を相手にするのは、さすがにキツいと考えているでしょう。
そのため分断からの各個撃破が理想。
各個撃破するための場所が宜安という事なのでしょう。

李牧が3年前から仕込んでいた長城。
この李牧の長城が突破されないと考えると、邯鄲を落とすためには秦軍は北へ侵攻するしかなくなってきます。
秦軍が北へ侵攻するルートは限られています。
東側からか西側の二択になります。

秦国の現在の領土を考えると東は鄴で西が橑陽となっています。
しかし鄴の東側から北へ侵攻するとなると、秦軍から見れば敵地を通って行く距離が長いので、兵站などのことを考えると、険しい道になります。
そもそも鄴の東側から北へ侵攻が可能なのかも分かりません。
それに比べ西の橑陽は秦国の領地なので、宜安の北方面には侵攻しやすくなっています。

なので李牧は秦軍の侵攻ルートとしては、橑陽のある南西方面からと考えていそうです。

史実としても紀元前233年、桓騎は太行山脈を越えて趙の深部に侵入し趙軍を破り、赤麗と宜安を占領したいう記録が残っています。

なので秦軍は太行山脈方面から北上する侵攻ルートが有力になってきそうです。

秦軍は王翦軍、楊端和軍、桓騎軍の三軍で組織されています。
2軍で長城を攻め、一軍が南西方面から北上。
もしくは1軍で長城を攻め、2軍で東と西方面から北上。
先ほどお伝えした通り、東のルートは厳しく、更に李牧の長城は100Kmにも及ぶので二軍で攻める方が有力かなと思います。

なので李牧は南西方面から北上してきた一軍を宜安で削っていこうと考えていそうです。

邯鄲北部に位置する宜安。
さらに宜安の北部は趙国の領土が広がっています。

李牧は北部にある2つの強力な軍を動かせることができる可能性があります。

一つは司馬尚がいる青歌の軍です。
青歌の軍と連携するために上和龍(じょうかりゅう)と楽彰(がくしょう)が連れて来られたという可能性もありそうです。

そしてもう一つが雁門関(がんもんかん)にいる軍です。
あの元六将の王騎を討ち破った軍です。
王騎軍と戦う前は十万を超える匈奴軍を粉砕していることから、強者揃いの軍だと予想されます。
雁門関は北方の匈奴の侵入に対する趙国の防衛拠点です。
以前に雁門軍を率いている李牧は雁門関に強い繋がりがあることが伺えます。

なので李牧は青歌の軍もしくは雁門関の軍、どちらか一つを使って、宜安に誘い出した秦軍を横撃しようと考えている可能性もありそうです。

王翦の思惑

王翦は長城を確認してから、宜安に注目しています。
宜安に注目したということは王翦は長城は抜けないと考えていそうです。

ちょっと余談なんですが、山陽の戦いの廉頗戦や、合従軍編のオルド戦で見せた王翦の築城技術。
王翦軍は土木の技術がメチャクチャ高そうです。

更には楊端和率いる山の民。
彼らの城攻めの突破力は、とても高いです。

それこそ「壁を走る者」と呼ばれるエンポじぃ率いる猿手族を使えば、長城だったとしても簡単に登れそうです。

王翦軍と楊端和軍が力を合わせれば李牧の長城は簡単に突破できそうとも思うんですが、恐らく話の流れ的には、そうはならないんでしょうね。

2軍が力を合わせると言いましたが、少し気になることがあります。
それは六大将軍になってから、三軍の連携らしい連携が全くと言っていいほど見られないことです。
動かない王翦軍、最近登場してこない楊端和軍。
桓騎軍だけが戦っているようにも見えます。

六大将軍制度が復活したことによって、各々に戦争の自由が与えられた結果、それぞれが好き勝手に戦力を分散させたまま、バラバラに行動しているようにも見えます。

この連携の悪さも李牧につかれる恐れがあるなと思います。

少し話は脱線しましたが、話を戻します。
前回の考察でも少しお話しさせてもらいましたが、王翦と李牧の戦略的発想には大きな差がないとも考えられます。

そう考えると事前準備を済ましている李牧の方が有利と言えそうです。

王翦は「勝つ戦以外はしない」という信念があります。
李牧に敗北する恐れがある以上、王翦は北上の侵攻には名乗りでない事が考えられそうです。
王翦軍は李牧の長城攻めになりそうですね。

なので宜安に侵攻するのは桓騎になると推測されます。
史実的にも西にある太行山脈を越えて侵攻するのは桓騎となっていますしね。
楊端和はスルーさせてもらいますね。
ここから楊端和が出てくるとは考えにくいので。

桓騎の反応

現在は副将の雷土を失ったとは言え、扈輒を討ち取って士気が高い桓騎軍。

李牧の長城を目にした桓騎はどんな反応をするのか?

桓騎は宜安行きを志願すると推測します。

桓騎は雷土を失った喪失感から、趙兵を殲滅したい気持ちで溢れています。
事実、数万人にも及ぶ趙の投降兵を斬首しています。

この喪失感から戦いを欲している状況にあると予想できます。

なので三軍の中から一軍だけ北上しなくてはならなくなったら自ら志願しそうです。
長城攻めより宜安の戦いの方が激戦地になりそうですからね。

というのもあるんですが、史実的にもそうですし、王翦VS李牧よりも桓騎VS李牧の方が相性が良いとも考えれそうだからです。

王翦と李牧はお互いの考えが少し分かる所があるので、戦略的発想が似ています。

それに比べ桓騎は王翦にもない想像を超えた戦い方ができます。
実際、王翦は「私をもってしても考えがはっきりと読み取れぬ男、それが桓騎だ」と語っています。

なので事前準備が完了している李牧に対しては、桓騎の方が相性は良さそうです。

喪失感から戦いを欲している事と、李牧の相性から考えて宜安への侵攻は桓騎が動くのだと推測します。

何より桓騎VS李牧が戦う肥下の戦いは史実的には宜安付近で行われています。

王翦、桓騎、楊端和の中で桓騎が行かなくて誰が行くというのが一番の理由です。

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