遂に邯鄲への帰還を果たした李牧!
復帰した李牧が真っ先に取りかかったのが趙防衛戦略!
次なる一手は北にあり!
李牧は邯鄲よりも北にある宜安に目をつけていた!
王翦も全体図から戦略を考えると、同じ結論に至る!
両者が宜安という考えに、なぜ至ったのかというと、李牧は3年前から密かに長城を建築!
その全長は、なんと100Km!
邯鄲攻略を目論む秦軍の前に李牧の長城が立ちはだかる!
いわくの土地、宜安!
この地で秦軍と趙軍の熱い戦いが始まろうとしています!
キングダム702話「驚くべきもの」
この話を見てもらえると決戦の地になるであろう宜安について分かると思うので最後まで見てってくださいね。
まずは本題に入る前にキングダム702話「驚くべきもの」のストーリーについて紹介させてもらった後に、本題の考察に入っていきますね。
邯鄲への帰還を果たした李牧は、図面を見ながら考え込んでいます。
そしてある地に目をつけます。
それが宜安という地です。
趙防衛戦略、秦軍撃破の一手が見えたようです。
カイネは李牧が考えている間、外でずっと待っていました。
寝ていた様子です。
焦って起き上がり、寝てない李牧を気遣うカイネ。
李牧は丸二日も趙防衛戦略を考え込んでいました。
李牧は次なる一手を全員に伝えるために、皆を集めるようカイネにお願いします。
集めらた李牧配下のメンバーたち。
その中には見知らぬメンバーが2人います。
この二人は青歌から邯鄲に移動する時に李牧の近くにいた人物です。
右の強そうなオーラを纏っている武将が、青歌城の将軍・上和龍(じょうかりゅう)。
左の気品のある武将は、青歌城の将軍・楽彰(がくしょう)です。
李牧は青歌から2人の将軍を連れてきていました。
そういえば雷伯将軍、どこ行ったんだろう?w
李牧と行動を共にしてると思ったんですが、会議には呼ばれてないようです。
全員集まった所で、李牧は北に行くと言います。
李牧は邯鄲よりも北にある宜安を視察しに行くと言います。
楽彰は宜安という言葉を聞いて、少し考え込むような表情を見せています。
が、李牧が席を外した後、宜安と聞いて背筋が凍ったと語っています。
楽彰は李牧の思い描く通りに事が進むなら、秦軍は大いに後手を踏むと予言しています。
そして李牧は舜水樹に二城の後ろの線について尋ねます。
二城の後ろの線が完成しことを知ると、10日間ほど邯鄲を離れると言い、舜水樹と馬南慈に留守を頼みます。
カイネは李牧のお伴をするようです。
一緒に李牧と出れるのが嬉しいのか、良い表情をしています。
傅抵もついて行こうとすると「お前は来るな!」とガチ切れしています!w
邪魔されたくないようです。
雪の降る中、李牧が宜安に到着。
辺りを確認すると、悪くないと戦況判断しています。
この宜安という地は史実では李牧と桓騎が戦う場所になります。
それよりも気になったのが、カイネが李牧を見つめる目です。
完全に恋する乙女の顔になっています。
李牧が二年ぶりに邯鄲に戻る時です。
このカイネを見てください。
鎧は着ているものの、色っぽくなっています。
普通に考えれば李牧との間に何かあったんだなと思うんですが、恐らくは何もないというオチなんでしょう。
趙の国家存亡の緊急事態。
あの実直な李牧が、この緊急事態の中、カイネと恋仲になったとは考えにくいからです。
以前、郭開から追われる身になった李牧。
その時に李牧のボロボロの背中を見たカイネは、思わず抱きついて告白に近い言葉を伝えています。
この言葉をきっかけに、李牧を意識してしまうようになったという感じが、妥当な線かなと思います。
そして年が明けて、紀元前233年。
飛信隊は新年を平陽近くの前線で迎えていました。
皆、お酒を飲みながら楽しそうにしています。
信と羌瘣は静かに「よっス」と挨拶を交わします。
2人が通じ合っている事を感じ取っている羌礼。
複雑な表情をしています。
しかし羌礼は色気より食い気。
飛信隊のメンバーに酒を勧められても「酒は飲まん、ワシは肉を食う」と上機嫌で宴会の輪に入っていきます。
しかしこの雪が降る中、信は半袖です。
どういうこと?w
寒くないの?w
信が言うには寒くないようです。
束の間の休息を終え、本格的に平陽と武城の2城攻めが始まります。
武城を担当するのは王翦軍。
そして平陽を担当するのは桓騎軍になります。
飛信隊は平陽城を攻める桓騎軍に配属されています。
鄴が落ちた後、大規模な改修工事がされた平陽城は思ったよりも大きいようです。
その大きさに驚いている干斗ら新兵。
攻め切れない桓騎軍の前に井蘭車が登場。
この井蘭車を設計したのが桓騎軍の氾善(はんぜん)という男です。
自ら設計した井蘭車を紅春(こうしゅん)と名付けています。
この紅春というのは氾善が昔告白してフラれた女性の名前だそうです。
どうでも良い〜!w
この氾善もそうなんですが、桓騎軍には濃いキャラが多くいますね。
そんな平陽・武城の城攻めが始まった時に二城の中間地を走り抜ける一団がいました。
王翦の率いる小隊です。
先に平陽・武城の先を視察に来ていたのです。
そして王翦はそこで驚くべきものを目にします。
そこには全長100Kmもある長城が建設されていたのです。
この長城は数年前には存在していませんでした。
李牧は3年前から平陽・武城の防衛ラインを強化するために、二城の後ろにあった砦と小山を土塁で繋ぐ長城の建設に着工していたのです。
鄴の敗戦後、李牧は追放されましたが、計画は郭開が引き継ぎ、李牧が青歌にいる間も工事は進められていたのです。
長城建設を計画通り進めていた郭開の政治能力は高そうです。
朝廷内での地位を盤石にしたい李牧にとっては、郭開は強敵。
李牧は政治面では苦労しそうです!w
王翦は「李牧の長城」とポツリと言います。
そして趙国全体の地図を見ながら地面に座り込んで考えを巡らします。
この敵地で地図を広げて座り込むポーズは、王翦の代名詞になってきましたね。
そして李牧の考えが宜安にあることを読み解きます。
この宜安という地は三大天・李牧と六大将軍桓騎が生死を賭けて大戦を繰り広げる場所です。
史実では肥下の戦いと言われており、秦の統一戦争において、初めて敗北する戦いになります。
いわくの土地、宜安!
なので今回は桓騎と李牧との決戦の地になるであろう宜安について考察していきたいと思います。
桓騎抜擢の理由
史実的には桓騎は紀元前233年、趙を攻めて、平陽と武城を平定します。
さらに赤麗と宜安を攻め、宜安ではその将軍を討ったものの、趙の大将軍の李牧に肥下の戦いで敗れたという記録が残っています。
なので宜安で李牧とぶつかるのは桓騎なのは間違いなさそうです。
それはキングダムの話の中でも、ナレーションで紹介されていることからも明らかです。
王翦が長考の末、導き出した地・宜安。
なぜ宜安に桓騎が赴くことになるかを考えていきたいと思います。
邯鄲攻略は三軍編成です。
王翦軍、楊端和軍、桓騎軍の三軍で組織されています。
なので桓騎軍じゃなくても良いはずです。
なぜ桓騎が選ばれるのか?
王翦は長城を確認してから、李牧の狙いが宜安にあることを見抜いています。
宜安に注目したということは、王翦は長城は抜けないと考えていそうです。
長城が抜けない状況で、事前準備をしている李牧相手に、勝利するのは難しい、もしくは賭けになると考えていそうです。
王翦は鄴攻めを斉から兵糧を運び込むことによって、勝利を収めています。
しかしこの時、李牧は悼襄王の命により邯鄲に連れ戻され不在でした。
もし李牧が鄴にいれば、防げていた可能性はありそうです。
事実、連行中に李牧は斉から兵糧を運び込む案に気づいていました。
なので王翦と李牧の戦略的発想には、大きな差がないとも考えられます。
そう考えると事前準備を済ましている李牧に対して王翦では武が悪いとも考えられそうです。
王翦は「勝つ戦以外はしない」という信念があります。
李牧に敗北する恐れがある以上、王翦は名乗りをあげない事が考えられそうです。
桓騎は王翦にもない想像を超えた戦い方ができます。
実際、王翦は桓騎についてこう語っています。
「私をもってしても考えがはっきりと読み取れぬ男、それが桓騎だ」と語っています。
なので事前準備が完了している李牧に対しては、桓騎の方が相性は良さそうです。
しかしその抜擢が裏目に出そうです。
なぜなら
桓騎の弱点
これから宜安の地で桓騎と李牧は壮絶な戦いを繰り広げることになっています。
しかしながら過去の戦いから、李牧は桓騎の弱点を見抜いています。
この情報は秦国は誰も知りません。
桓騎の弱点については、見抜いた本人の李牧と、その時に近くにいた舜水樹と馬南慈ぐらいでしょう。
桓騎の弱点については、過去の考察動画でたくさんアップしているので、気になる方は見てみてくださいね。
一押しは火兎の笛を上手く趙軍に利用されるのではないかと推測します。
火兎の笛は桓騎軍が野盗集団だった頃から使われていた代物で、意味は「絶体絶命」「完全包囲」を意味します。
この笛が鳴らされれば、桓騎兵はバラバラに我先にと逃げます。
この火兎の笛を上手く利用される=桓騎の弱点をつかれて桓騎は李牧に敗北するのだと推測します。
もし桓騎と李牧が初顔合わせで戦うという状況であれば、李牧敗北の可能性もあり得たのかもしれません。
しかし李牧はすでに桓騎と慶舎との一戦を見て、桓騎の弱点を導き出しています。
この両者の戦いは史実的にも勝敗が決まっています。
桓騎の敗北と…
いつも余裕の表情の桓騎が敗北する時、どんな表情をするのかはメチャクチャ気になる所ではあります。
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