元野盗団の首領にして
現在は秦国の将軍でもある桓騎将軍について
史実から見えてくる桓騎がラスボスになる可能性を考察してみるね!
桓騎がラスボスになるかどうかは
ある意外な人物が関係してると思います。
では桓騎将軍がどんな人物で
史実ではどうなっているのか
そこから考えられるラスボスになる可能性を
まとめて話していくねー!
キングダムでは秦国の将軍・桓騎はかつて野盗団の首領でした。
「首斬り桓騎」との異名を持ち
性格は非常に残忍で
投降してきた兵であろうと
非戦闘員であろうと
必要とあらばお構いなしに殺害するといった一面を持つ
高い知略を持った冷酷な将軍として描かれています。
桓騎の戦いぶりは
自身で編み出した独自の戦法を駆使したり
時には自ら変装して敵の本陣へ潜入するなど
他の武将と違い兵法と呼べるかどうか怪しい物もあり
型がありません。
元野盗と言えるような戦い方も多いんです。
例えば山陽攻略戦での廉頗率いる魏軍との戦いでは
奪った魏兵の甲胃を着込んで敵陣に潜入。
廉頗四天王のひとり・玄峰をあっさりと落とします。
また黒羊丘をめぐる戦いでは
敵兵を拷問し
趙軍の武将・紀彗が、趙軍でも秦軍でもない
「離眼」と呼ばれる城主であることを聞き出し
紀彗に黒羊の民の死体で作った門を送りつけます。
詳しい内容は省きますが
その結果
桓騎は最小限のダメージでで黒羊丘を手に入れます。
性格にはかなり難がありますが
戦いに関しては非凡で
秦の将軍のなかでも目立った武功を挙げています。
生まれが一世代早かったら
間違いなく秦の六大将軍に名を連ねていたと
言われるほどに戦上手です。
桓騎の出自ついては特に書かれてないため
本当に野盗の出であったのかどうかは分かりませんが
史料上では紀元前236年
王翦を主将とした趙遠征軍に
副将として従軍しています。
そして桓騎は、趙の都・邯鄲の南に位置する鄴を攻略。
その功績が認められたのか
紀元前234年の趙の征討戦では
王翦に代わり桓騎は主将として出陣しています。
桓騎は見事その大役を果たし
敵将・扈輒を始め、十万もの趙兵を斬首しました。
恐らくこのエピソードが
桓騎の異名である「首斬り桓騎」の元ネタで
残虐な桓騎の性格を位置づけたのではないかと思われます。
主将を務めた趙の征討戦で
連戦連勝の桓騎は調子づきます!
続けざまに軍を北へと進め、宜安を攻めます。
しかし、ここで桓騎は趙将・李牧に
大敗北をしてしまうのです。
それ以降の桓騎の足取りには2つの説があります。
- 説1は、李牧に補らえられ新首。
- 説2は大敗北の責任を感じ、燕にげ落ちたという物です。
説2では桓騎は樊於期と名を変え
秦の追手から逃れる日々を送ったと言われています。
これは桓騎と樊於期が同一人物だという説で
中国の歴史家である楊寛(yan kuan)が最初に提唱したものです。
史実における桓騎の失踪と
樊於期が燕に現れた時期がほほ同じことを根拠としています。
しかし、ここまでキングダムで人気が高くなった桓騎ですから
説1の李牧に捕まり
あっさり斬首という死に方は無いかなと思います。
これを考えると
説2の「燕ににげ落ちた」というのが濃厚になってくるかなと思います。
作者の原先生も覇道列紀では
「燕は後に有名な事件を引き起こす国なので、関連キャラクターの登場準備をしておかないといけないです」
と語っています。
ここで言う「事件」とは
紀元前227年に発生した始皇帝暗殺未遂のことでしよう。
趙が滅亡し
秦と国境が接することとなった燕が
自らも滅ばされることを恐れて政の暗殺を企てたのです。
実行犯は荊軻という人物。
燕太子・丹から命令を受けた荊軻は
謁見を装って政に面会したのですが
その際、彼は手土産を2っ用意していました。
1つは自国の地図。
そしてもうーつは樊於期の首でした。
樊於期は謎の多い人物です。
史記によれば樊於期は秦の将軍。
罪状は不明ですが一族を皆殺しにされ
樊於期自身にも多額の懸賞金をかけられたそうです。
そこで樊於期は秦を去り
燕に身を寄せたと言われています。
時は過ぎ燕の中で政暗殺の計画が持ちあがった時
樊於期の首を手上産にする案が浮かび上がってきました。
樊於期は秦への恨みを晴らすため
計画に同意し自ら首を差し出した。
という史実があります。
しかし漫画においては現時点で
樊於期は毐国の反乱に加担したものの
死んではいないので
桓騎と樊於期が同一人物という説は結びつきません!
ですが同時期に樊於期も桓騎も燕に逃亡し
そこで秦に怨みのある、この両者が
秦の中華統一を阻むために
再び登場する展開も考えらるんじゃないでしょうか?
秦に怨みがあり
残虐な性格の2人ですから
気が合いそうですよね!
漫画において2人が接触すれば
桓騎はラスボスとして中華統一を阻む
秦王政の
そして信の最大のライバルとして
現れると言う展開も考えられるんじゃないでしょうか?
というのも、その後に起きる
斉と秦の戦いでは
斉とはほぼ戦わずに秦が天下統一するので
桓騎を出すタイミングがないのです。
先ほど言った原先生の言葉
樊於期がまだ生きている
人気の桓騎がここで李牧にあっさり斬首とは考えにくい
などなどを考えると
桓騎はラスボスとして中華統一を阻む
秦王政の
そして信の前にたちははだかる最大の敵として登場すると
博士は考えます!
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