3倍もの兵力差がある圧倒的不利な状況から始まった、桓騎VS扈輒の戦い!
圧倒的兵力差の前に桓騎軍は崩壊!
飛信隊がいる桓騎軍左翼を残し、他の軍は全て退却を決めています!
こんな状況下で本当に桓騎軍は勝利を収められるのか?
未だに明かされない桓騎の策!
桓騎の策だけでなく、この戦いには、まだいくつかの伏線が残されています!
なので今回は残された伏線の紹介とそれについて考察していきます!
現状は桓騎軍左翼の飛信隊が善戦するも、戦況はまだ趙軍の方が圧倒的に優勢です。
桓騎軍右翼は雷土を失いひたすら敗走。
中央軍も黒桜・厘玉軍がともに退却を開始しています。
しかも桓騎軍からは大量の脱走兵が出ており、軍として立て直す力はもう残ってない状況です。
このことから桓騎軍は壊滅状態と言えそうです。
当初は8万人いた桓騎軍も、恐らくは半分近く減って今では4万人以下という可能性さえありそうです。
戦いが始まった頃と変わらず、趙軍は未だに圧倒的優位な状況です。
桓騎はこんな状況から、一体どうやって戦況をひっくり返すのでしょうか?
この戦いには桓騎の策含め、未だに明かされてない伏線が多数あります。
なので今回は桓騎VS扈輒の残された伏線の紹介と、それについて考察していきたいと思います。
伏線1
桓騎VS扈輒の戦いが始まる前に羌瘣の胸騒ぎから始まり、六大将軍の暴走とういうことが示唆されていました。
羌礼との一騎討ちにケリがついた羌瘣は、ある夜に嫌な胸騒ぎがすると信に伝えています。
そしてよくない事が起こるとも言ってます。
そして六大将軍の暴走は、その後にすぐにナレーションで語られています。
なので羌瘣の胸騒ぎと六大将軍の暴走はイコールで結ばれている可能性は高そうです。
邯鄲攻略戦に入っている六将は、王翦、楊端和、桓騎の3将です。
この3人の中で、暴走する可能性が高そうなのは、やはり桓騎です。
史実においても桓騎はこの平陽の戦いで、趙の大将である扈輒を討ち取り、その後に十万人の趙兵を平陽の城外で斬首した記録が残されています。
この記録と同じく、キングダムでも十万人の趙兵が斬首されるような事が起これば、六大将軍の暴走と言えそうです。
その結果、秦軍が勝利するのであれば善悪は裏返る、特に戦場では。と言う意味深なナレーションとも一致します。
なので羌瘣の胸騒ぎ、六大将軍の暴走、善悪は裏返る、特に戦場では。という3つの伏線は一つの線で繋がっていると考えられそうです。
その一つの線で結ばれたのが、これから桓騎が起こすであろう趙兵10万人首切り事件です。
伏線2
3倍もの兵力差がある秦軍圧倒的不利から始まった、桓騎VS扈輒の戦い。
こんな圧倒的不利な状況にも関わらず、桓騎は特に策を使う事なく、扈輒軍に真っ向勝負を挑みました。
この行動には、王翦の幹部連中も理解に苦しんでいました。
王翦ですら桓騎の意図が未だに分からず、静観することを決めています。
こんな3倍もの兵力差のある中での真っ向勝負なので、かなうはずもなく、結果的に桓騎軍は崩壊。
桓騎軍右翼、中央軍は退却を決めています。
こんな状況の中で桓騎は一体どうやって扈輒の首を取るんでしょうか?
蒙恬は「桓騎は普通に扈輒の首を取るつもりだと思う」と言っています。
これが伏線になっているのかは分かりませんが、この戦いの勝利条件としては扈輒の首を取ること、もしくは平陽城を落とすことにあります。
なので桓騎が扈輒の首を取る考えなのは間違い無いでしょう。
桓騎軍は崩壊してしまいましたが、これも桓騎の策、狙いの中に含まれていたのでしょう。
でなければ3倍もの兵力差がある敵に対して、策も用いずに強攻策には出ないと思うからです。
この戦いにはもう一つポイントがあります。
それは今回の戦いの戦場は広域に展開されている所です。
しかも広いだけではなく、山で仕切られているので、横との連携を取るのが難しくなっています。
事実、この戦いが始まってから両軍ともに連携しているシーンは一度もありません。
連携が取りにくい中でも、扈輒は桓騎軍の敗走兵の追撃を許可しています。
なので扈輒軍から見れば、中央と左翼の趙軍は前のめりな体制になっています。
秦軍から見れば、残すは扈輒軍本陣にいる兵と、その前にいる趙兵の五千だけになっています。
戦場が広域に展開されていると言うことは、趙軍は桓騎の所在が分からなくなっている可能性が高そうです。
というか分かってなさそうです。
なぜなら扈輒の側近・夏満は桓騎を取り逃さないためにと、中央に趙兵の五千を配置しました。
もちろん趙兵の五千は影丘のことも考えられて配置されていますが、桓騎を取り逃さないためでもあります。
これに扈輒も同意しています。
なので扈輒は中央にまだ桓騎がいると考えています。
桓騎は既に撤退しています。
なので、この認識のズレと扈輒が桓騎の所在を見失っていることが大きな代償となって扈輒には返ってきそうです。
ここでの伏線は、どれも桓騎の策に直結するものばかりだと言えそうです。
まとめると
これらが絡み合い、桓騎は扈輒の首を取ることなりそうです。
王翦の動き
王翦の動きについては以前の動画でお話しているので、まだ見てないという方はコチラを是非ご覧ください。
この動画では伝え忘れていたんですが、今の王翦軍には楽華軍もいましたね。
なので蒙恬率いる楽華軍が動いてくる可能性もありそうです。
この戦いが始まって8日目、桓騎軍の各所での敗戦報告を受けても王翦が動いている様子はありませんでした。
しかし王翦としても桓騎軍が壊滅するのは非常に困ります。
なぜなら今回の趙遠征そのものが失敗に終わってしまうからです。
なので全軍とはいかなくもても小規模にした部隊で救援に向かわせている可能性は十分に考えられそうです。
その役目の第一候補は柔軟性にも長けて、武力的にも申し分ない蒙恬率いる楽華軍になる可能性が一番高いと推測します。
戦争の痛みを抱える扈輒
元々は対燕の戦線で荒れ狂った烈将の扈輒。
悼襄王に認められて邯鄲に入ってからは、邯鄲の守護神と呼ばれている存在です。
ここにきて扈輒には過去に感覚が麻痺するほどの辛い思い=痛みを経験してきたことが判明しました。
初登場の時から扈輒の目には精気を感じませんでした。
雷土を拷問する時も淡々とエグい拷問を指示する様子からも、それは分かります。
桓騎は相手の嫌がる事をして、誘き寄せたところに罠を張り、相手を呑む策を使う武将でもあります。
しかしながら扈輒軍は誰よりも痛みを抱きかかえる軍ということを自負しています。
それもあって扈輒の側近・夏満は、桓騎の策は我らには通用しないと発言しています。
この余裕。
これは油断が大いにあると感じます。
これはちょっと危うい感じがあります。
桓騎は相手が油断した所を突き、これまでに形勢逆転させてきた過去があります。
この油断も、桓騎の策がはまる伏線になっている可能性もありそうです。
影丘突破
これは伏線というか、本当に飛信隊が影丘突破ができるのかという疑問があります。
現在は岳白公と激しい一騎討ちをしている信。
信の勝利は間違いないとは思いますが、それだけでは影丘を突破することはできません。
なぜなら岳白公を討ち取ったとしても、まだまだ数では圧倒的に趙軍が有利だからです。
今は亜花錦隊が後軍の足止めをしてくれています。
後軍と崖上にいる趙軍を合わせると、飛信隊だけでは対応できなさそうです。
河了貂もこの数の力を危惧しています。
普通に考えれば撤退するのが無難な策だと思われます。
仮に岳白公を討ち取ったとしても、この趙軍全部を相手にするなら飛信隊の全滅は避けれなさそうです。
それでも突破の道を選ぶのなら、少数精鋭部隊を編成し、一点突破するのか、森をうまく使いながら相手と戦わずに影丘を突破して行くしかないと思います。
森を上手く使ったとしても、影丘を突破できるのは小隊になりそうです。
なので圧倒的に数が多い趙軍を前に、飛信隊を全部連れて影丘を突破することはできなさそうです。
仮に飛信隊が影丘を突破してきても、桓騎の策には考慮されてないと推測します。
なぜなら桓騎は誰のことも信用してないからです。
なので桓騎は飛信隊が影丘を突破することが前提の策は立てないでしょう。
このことから桓騎の策と飛信隊の影丘突破は関係してないと推測します。
桓騎の策とは、桓騎の独力による影丘や中央・右翼なんかとは全く関係ない所から始まり、今までの伏線が全て撒き餌になるような、誰もが想像しないような策になると予想します。
そして戦いが終わって振り返えると、誰もが桓騎の手の中で踊っていたというような結末になるように思えます。
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