ついに識の最期の言葉が明かされる!
識の最期を思い出した羌礼は!?
キングダム669話「識」
この話を見てもらえると改心した羌礼と飛信隊の今後の関係と動きについて分かると思うので最後まで見てってくださいね。
羌礼は識の心臓を貫き、識の命を自らの手で絶ちました。
羌礼の口から識の最期の様子を聞いて、絶句する飛信隊の隊員たち。
その識の苦しみに悶える姿を見て、羌礼は闇の力を得た、本物の蚩尤となったと考えている様子です。
私は死をまき散らす闇の神、蚩尤。
お前達はその私をさらに闇の先に押し進めるための糧に過ぎない。
おまえら全員、識の元へ送ってやると豪語します。
しかし、そんな羌礼に対して羌瘣は、はっきりと間違っていると言います。
礼が進もうとしている闇の先に道などない事が分かっているからです。
前蚩尤の幽連も同様に闇落ちした蚩尤になっても、自分が壊れてしまうだけという事が羌瘣には分かっていたのです。
だから羌瘣は続けて礼に言います。
闇の先に道はない、暗闇の淵から戻ることによって、初めてお前は本当の強さを得る。
恐らくはその力が、蚩尤の本当の力だと羌瘣は考えているようです。
それを聞いて羌礼は失笑。
あんたが私を戻せるのか!と声をあげます。
無意識に崩壊に向かう自分を止められない事に、羌礼は気づいているような節があります。
羌瘣は私じゃない、戻せるのは識だ!と言います。
思い出せ、識の最期を!
識がただ苦痛の中で逝ったのならお前は戻れないが、きっとそうではないはずだ。
何かを思い出したのか、羌礼は明らかに動揺してしまいます。
ここから祭での二人の回想シーンへと移ります。
羌礼は識は最期に何も言わず苦しんで死んでいったと言いますが、そんな事はありませんでした。
この辛い記憶を忘れようとしていただけなのです。
識の心臓を貫いたことによって精神が崩壊し、放心状態に陥ったために、何も聞こえないような状態になってしまったようです。
そんな状態でも、識は礼に語りかけます。
覚悟が出来ていないのは私のほうだった。
ずっと礼に手をかけるのは無理だと分っていた。
だから本当にごめん。
でも礼が残れてよかったと呟きます。
そして識は最後の力を振り絞って満面の笑みを浮かべながら、私の分まで外の世界で精一杯強く生きてという言葉を残し、大好きだよ礼…という言葉を伝え、この世を去ります。
羌礼は識の最期を思い出し、泣き叫びます。
すでに剣は落としているので戦うつもりはないのでしょう。
これほど礼が泣くのには理由があります。
礼は識に伝えなくてはならない言葉を思い出したからです。
それは私も大好きだよという言葉です。
礼は識にこの大好きだよという言葉を伝えれずにいました。
そんな泣きじゃくる羌礼を羌瘣は、そっと抱きしめます。
そして「大好きな識の分も頑張って生きろ」と言って強く抱きしめます。
再び幼少期の礼と識の回想シーンに戻ります。
識は外でやりたい事はないと礼に伝えていますが、この頃から識は礼を生かしてあげたかったのでしょう。
ここでやりたい事を言わなかったのも識の優しさだと考えられそうです。
やりたい事がないという事で、礼が自分を生かそうとするのを防いだとも考えられるからです。
なんにしろ識は礼に外の世界で一生懸命に生きて欲しかった事が今回の話で分かりました。
これにより羌礼は深い闇から戻ってきそうです。
改心した羌礼。
羌礼の壮絶な過去を知ってしまった飛信隊の隊員たち。
しかし崇原を含めた歩兵団と羌礼の間には、まだ確執が残っています。
それは以前、羌礼が命令無視を繰り返し、隊を何度も危ない目にあわせているからです。
改心した羌礼ですから、もう飛信隊のルールを破るような事はないとは思いますが、一度は衝突した両者。
はたして飛信隊は、もう一度羌礼を迎え入れるのか?
なので今回は改心した羌礼と飛信隊について考察していきたいと思います。
確執
羌礼と飛信隊の間にはわだかまりがまだ残されています。
特に崇原と沛浪は羌礼を殺す所までいっています。
これに対して羌礼からの謝罪もなしに飛信隊に受け入れるのは難しそうです。
昂にいたっては、仲間に入れてあげようという優しさから、あわや殺されそうになっています。
なので羌礼からの謝罪は必須になってきそうです。
ただ羌礼は生意気なところはありますが、素直じゃないわけではありません。
なので飛信隊に迷惑をかけたことは素直に受け入れて謝罪するような流れになりそうです。
羌瘣と羌礼の壮絶な一騎打ちを遠目に見ていた飛信隊の隊員たち。
その際に羌礼の壮絶な過去を知ってしまったのもあり、考え方を改める流れになりそうです。
なので羌礼からの謝罪を受け入れた後は、飛信隊入りするものだと思われます。
恐らくは崇原あたりが様子を見てやると言って、入隊を許可するような展開になりそうですね。
松左の抜けた穴は大きく、現在の飛信隊は歩兵団が上手く機能しておらず、弱体化しています。
羌礼は羌瘣のような頭は持ち合わせていませんが、武力においては誰もが認める実力の持ち主です。
なのでこの穴を一時的に埋めるような働きを、皆が期待しています。
現状の流れから考えると羌瘣隊預かりになりそうですが、羌礼の能力を活かすなら、騎馬隊よりも歩兵団になります。
周りを見渡しても、この副歩兵長の席を埋めれるのは今の所、羌礼しかいないように思えます。
なので一時的に飛信隊に加入して、松左の抜けた穴を埋めるような活躍をしてくれそうな可能性はありそうです。
加入
羌礼が飛信隊に加入する可能性は非常に高そうですが、これは一時加入という流れになると思います。
なぜなら羌礼が現蚩尤という存在だからです。
もし羌礼が飛信隊に加入するなら、蚩尤と飛信隊をかけもちすることになります。
羌礼が蚩尤である以上、何かしらの任務が里から言い渡されます。
その任務をこなしながら飛信隊もやるとなれば、体一つでは足りません。
仮に羌礼が蚩尤を辞めたとしても、蚩尤族で里から降りられるのは蚩尤ただ一人という掟があります。
なので羌礼が蚩尤を辞めたら、その日から追ってに追われる毎日になります。
こんな事を分かりながら羌瘣がすんなり羌礼を受け入れるとは思えません。
なので羌瘣と羌礼は二人で相談して、羌瘣の体調が戻るまでなどの条件付きで一時加入する事が濃厚ではないかと思います。
それとは別に羌礼には別の役割があると思うからです。
その役割とは、それは祭を止めるのが、この羌礼になるのではと推測します。
羌瘣は祭を止めたがっていました。
祭を止めるのは羌瘣と思っていましたが、秦軍五千人将の羌瘣には、そんな時間的猶予はないはずです。
なので祭を止めれるのは羌礼しかいてません。
仮に祭を止めるなら、羌瘣以上に現蚩尤である羌礼の方が適任です。
なので蚩尤である羌礼がこの役割を果たしていくのではないかと思っています。
そのためにも飛信隊には一時加入が妥当ではないかと考えます。
そもそも飛信隊と蚩尤のかけもちは現実的に考えても難しい所があります。
なので一時加入という流れになると思われます。
いつまで加入?
次は羌礼がいつまで飛信隊に加入するのかについて考えていきたいと思います。
それは趙攻めの戦いのキリの良い所になると推測します。
史実的な点から見ると、ここから秦軍は攻勢に出ることになっています。
鄴攻めが終わった翌年の紀元前234年に平陽を廻り桓騎と邯鄲の守護神・扈輒将軍は壮絶な攻防戦を繰り広げます。
桓騎はこの戦いで扈輒将軍を討ち取り10万人もの趙兵を斬首したと言う記録が残っています。
首切り桓騎の異名はこの記録が元になっているのでしょう。
本編でも平陽の名前は既に出てきていることから、この戦いが実現する可能性は非常に高そうです。
この秦軍が趙軍に攻勢に出て平陽を落とすところ、キリの良い所まで羌礼が一時加入するように思えます。
羌瘣に敗れ、改心して里に帰るという展開では羌礼は飛信隊に混乱だけをもたらした存在になってしまいます。
なので、その汚名を晴らすためにも一時飛信隊に加入する流れになるように思えてしかたありません。
なぜそんな事をするのか?
それは先ほど紹介した羌礼には祭を止める役割があると思うからです。
なので羌礼を悪者で終わらせれば、今後の展開に支障が出そうです。
一時的に飛信隊に加入させて、悪者で終わらせないためにも活躍する場を羌礼に与えるのではないかと思いました。
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