影丘の戦いが始まって九日目!
急斜面の断崖を歩兵に登らせる作戦に出た飛信隊!
影丘の断崖攻略は飛信隊歩兵団が主役です!
果たして飛信隊は影丘を超えて行けるのか?
キングダム681話「強靭な力」
この話を見てもらえると飛信隊の影丘攻略について分かると思うので最後まで見てってくださいね。
まずは本題に入る前にキングダムキングダム681話「強靭な力」のストーリーについて紹介させてもらった後に、本題の考察に入っていきますね。
影丘で趙兵と激しくぶつかり合う飛信隊の騎兵たち。
王賁が示した影丘攻略地に歩兵を一人でも多く向かわせるために、敵の注意を引きつけるために騎馬隊は奮闘しています。
信たち騎馬隊は歩兵団に想いを託すしかありません。
つまりは飛信隊は騎兵を囮にして歩兵団を影丘の頂上に行かせる作戦で勝負をかけます。
前回の考察では、この断崖攻略にはロープや梯子を使うんじゃないかと予想しましたが、まさか力まかせに一人一人登る方法を選んでくるとは、、、
さすが練兵を繰り返し鍛え抜かれた飛信隊は他の部隊とは違いますね。
90度にも見える断崖を先頭で登るのは新兵の干斗です。
背中には松左から引き継いだ槍を背負って必死の形相で登っています。
断崖を登る歩兵を目にした番陽副長は、あまりの早さに驚いています。
八日間も玉鳳軍と戦った趙兵なので疲弊して軍の動きが鈍いと貂は玉鳳の功績を讃えています。
本当にそうなんでしょうけど、貂が番陽の顔を立てているようにも感じます。
大人になりましたね!w
その頃、岳白公軍本陣にも飛信隊が断崖を登って来ているという知らせが届きます。
しかし趙軍はうろたえる様子もなく、王賁の入れ知恵かと岳白公の側近が呟いています。
その奇策もまた死を早めるだけだと嘲笑っています。
この余裕。
岳白公の側近には対応策があるようです。
必死に崖を登る飛信隊歩兵団。
全員息を切らして登っている所を見ると、恐怖とハイペースでかなり疲弊している様子です。
そんななか尾平の掴んだ岩がもろく、そのまま落下してしまいます。
落ちてくる尾平をギリギリのところで慶と昴が受け止めます。
尾平、軽量で良かったですね。
もし仮に尾平が重量級であれば慶と昴も道連れで、助からなかったでしょう。
そんな緊張感が走る断崖攻略ですが、崖の半分ぐらいの所まで来たことによって、登れると感触を掴んだ歩兵たち。
そんな時です。
崖上から無数の岩が落ちてきます。
驚愕する歩兵たち。
なすすべなく次々と歩兵たちは落下していきます。
これは趙軍による落石の計です。
敵はある程度飛信隊が登ってくるのを待っていました。
この場所は上に狩り場がないので、絶対に登らすわけにはいかないと趙軍も対応策を取っていました。
登りやすいところは敵にも良く見えるので、趙兵の格好の的です。
そんな絶体絶命の状況で、崇原が急斜面の場所に移動するように指示を出します。
落石を回避するには敵から見えないオーバーハングしている、より険しい崖に移動するしかありません。
あそこを登るのか?と尾平は弱音を吐きます。
尾平の気持ちもよく分かります。
移動した断崖は傾斜がでっぱっており、逆にそり返っています。
そんな状況下で後ろから羌礼が追いついてきます。
また調子に乗って単独で崖を登っていきます。
識との崖登りの修行のことを思い出した羌礼。
涙ぐんでいると、掴んだ岩がもろく、そのまま落下してしまいます。
これをなんとか昴がキャッチします。
羌礼を抱えながら左腕一本で支えています。
大丈夫?と優しく声をかける昴。
左腕が震えながらも自分を支えるその腕を見て、羌礼は顔を赤らめています。
再度登ろうとする羌礼。
ここで干斗が「お前のその力は上を制圧する時にとっとけ」と言いストップをかけます。
この言葉の真意は剣以外で羌礼に負担を掛けたくない優しさ、もしくは登頂後の羌礼の剣に期待しているのでしょう。
なんやかんやで羌礼は飛信隊に受け入れられているようです。
「だけど、お前達にここは登れんだろ」という羌礼。
昴はその言葉に対して「登れるよ、っていうか 登るんだ」
昴、なんかカッコイイやないかー!w
昴を見つめる羌礼。
素直にこの音葉を受け止めます。
羌礼は昴の言葉は聞くようになっています。
羌礼の昴の見る目が変わりましたね。
なんだか良い雰囲気です。
キングダムに新たなカップルが誕生するのか?
多くの歩兵が落下していく様を目にした飛信隊本陣。
番陽は思わず「やはり無理なのか…」と口にしてしまいます。
そんな時に待ったをかけるように貂が大丈夫だ!と叫びます。
ここから貂による熱い演説が始まります。
うちはそんなやわじゃない。
騎馬隊の力は早くから馬と接する玉鳳や楽華のような士族の方に分があるが、歩兵の力はこっちが上だ。
歩兵はまずは身体の強さが大事。
日々、重いモノを持ったり運んだりしている百姓の身体は元々強いうえに、今の歩兵の主力はさらに過酷な選抜を抜けた者ばかりでできている。
しかもそれが練兵と実戦を繰り返し強くなったと。
2年前に副歩兵長の松左を失い、その意思は確実に今の者達に受け継がれている。
そんな彼らは自発的に自分の身体をいじめ抜いて鍛え、努力に努力を重ねて揺るがぬ強靭な力を身につけた。
戦術が絡むと、他の隊の歩兵も割り込んでこれるだろうけど、ただ険しい崖を登るだけなら彼らは絶対に自力だけでやってみせる。
うちの歩兵をなめるんじゃない!
河了貂の熱い想いが届いたのか、先頭を行く干斗が、ついに影丘の頂上に手をつけます。
果たして飛信隊は影丘を超えて行けるのか?
次号では影丘での歩兵団の奇襲の様子が描かれそうです。
なので今回は飛信隊の影丘攻略について考察していきたいと思います。
拠点作り
断崖の登頂後に歩兵団のしなければならない任務は拠点作りです。
影丘の頂上に続く歩兵を導くためにも拠点作りは必須になっきます。
飛信隊の歩兵団は河了貂が言うには、秦軍でも随一と言っていいほどの身体能力を持っています。
それは90度以上もあるオーバーハングしている断崖を登ったことでも証明されています。
なので崖を登ってしまえば飛信隊に分がありそうです。
影丘の頂上に干斗たちが辿り着けば、趙兵は少なからず混乱しそうです。
岳白公の側近はオーバーハングしている断崖は人の登れる所ではないと断言していました。
この事からも岳白公本陣も混乱しそうです。
この拠点作りで一番活躍しそうなのが、羌礼になると推測します。
それは干斗の「温存しておけ」という言葉からも羌礼に対する期待感が伺えます。
何も歩兵団の中で羌礼に期待しているのは干斗だけではないでしょう。
歩兵団の皆が羌礼に期待をかけています。
なんやかんやで羌礼は飛信隊から認められる存在になってきたという事なのでしょう。
しかも趙軍からすれば羌礼の力はトラウマになっていそうです。
飛信隊に加入したばかりの頃の羌礼は次々に趙兵を殲滅していました。
裏社会の頂点に君臨する蚩尤の羌礼。
彼女の力を持ってすれば一部隊ぐらいは軽く殲滅できそうです。
崖の上には狩り場が作れない事から、多くの趙兵を配置することができない狭い場所なのだと予想されます。
なので強靭な身体能力を持つ歩兵団と蚩尤である羌礼を崖上に登頂させることができれば、拠点作りは確定的と言えそうです。
しかも荒れていた頃の羌礼とは違い、識の死を乗り越えた羌礼は力をコントロールすることもできるので、あの頃よりも更にパワーアップしているとも考えられそうですしね。
騎馬隊
影丘には今歩兵団が攻めている断崖以外に比較的傾斜が緩やかな所が4つあります。
これは飛信隊が影丘攻めをする前に王賁が説明してくれています。
なので飛信隊騎兵は歩兵団の断崖登頂に合わせて、なだらかな斜面を登って攻め込むのだと推測します。
要は色々な所から攻め込んで趙軍を混乱させるのが狙いです。
歩兵団が作る一拠点だけで、岳白公本陣まで攻め込むのは流石に厳しいと考えられるからです。
先ほども紹介しましたが歩兵団が拠点を作る場所は、趙軍が狩り場も作れないような狭い場所だと思われるので、大部隊は配置できません。
そんな少数の歩兵に趙軍の集中放火を浴びさせられれば、ひとたまりもありません。
なので複数箇所からの攻撃が必要になってきそうです。
なので騎馬隊は歩兵団の断崖登頂に合わせて、なだらかな斜面を登って攻め込むのだと推測します。
岳白公
登場当初からずっと冷静沈着で仏顔のまま表情が全く崩れない岳白公将軍。
近頃では満面の笑みから不気味な冷酷ささえ感じます。
崖上に飛信隊の侵攻を許したとなったら、さすがの岳白公の表情も少しは変わるのかもしれません。
岳白公は、この大きな身体です。
怪力将軍なのでしょうか?
これで武力がイマイチということはないとは思います。
しかも李白が言うには扈輒の強さは前線にあると熱く語っていました。
その前線で暴れ回った幹部の一人が岳白公という可能性もあります。
もしくは影丘という絶対抜かれてはいけない要所を任されている事から守備に特化した将軍という可能性もありそうです。
邯鄲の守護神と言われる扈輒軍です。
守備に特化した将軍は一人ぐらいはいそうです。
攻守どちらに長けた将軍かは分かりませんが、崖上に干斗の手が届いた事から、岳白公の真の姿が見れるのは近そうです。
亜花錦と関常
玉鳳軍の中心人物、亜花錦と関常が未だに姿を表していません。
人気もあり重要キャラである亜花錦と関常を描写なしに死亡させるとは考えにくいので、生きているとは思います。
もしくは重傷を負って動けないというケースも考えられます。
しかしもしかすると断崖を囲む森から別働隊として登場するなんてことがあるのかもしれません。
影丘は山に囲まれている天然の砦です。
そのため崖を避けて山を登ろうにも万の軍では進むことはできません。
ただ万の軍が通るのは難しくても少数なら可能ということが、この言葉か読み取れます。
なので可能性としては低そうですが、飛信隊歩兵団が崖の登頂したタイミングで亜花錦と関常が趙軍に横撃をかけてくれる展開なんかあればなと期待してしまいます。
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