扈輒軍に勝利した桓騎軍!
続々と趙の投降兵が集まってきます!
あまりの捕虜の数に桓騎軍の末端兵すら、不穏な空気を感じています!
桓騎の元に集まる古参メンバーと雷土の側近たち!
到着と同時に桓騎は指をさします!
指がさす先には箱が置かれています!
その箱を開けると、バラバラにされた雷土が、、、
桓騎は冷静を装っていますが、その目には冷徹の中にも怒りが込み上げています!
それを心配する砂鬼!
ついに桓騎の怒りの暴走=六大将軍の暴走が起ころうとしています!
キングダム695話「箱」
この話を見てもらえると桓騎の怒りの暴走=六大将軍の暴走について分かると思うので最後まで見てってくださいね。
まずは本題に入る前にキングダム695話「箱」のストーリーについて紹介させてもらった後に、本題の考察に入っていきますね。
総大将・扈輒を討ち取り勝利した桓騎軍のもとには、続々と趙の投降兵が集まってきます。
捕虜の海原が広がります。
捕虜の正確な数を唯一把握している摩論。
その数は現時点でも数万にも及んでいます。
捕虜を管理する桓騎軍の末端兵。
あまりの捕虜の数に不穏な空気を感じとっています。
縄で縛り上げているといっても反乱でも起これば、少数の桓騎軍では押さえつけることができないからです。
ここで桓騎軍の古参メンバー、黒桜、厘玉、摩論が合流を果たします。
黒桜、厘玉は窮地からの勝利に喜んでいます。
龍白公と戦っていた黒桜。
龍白公に大きなダメージを与えたものの、取り逃したようです。
黒桜は途中で死んでいると予想しています。
なので龍白公は後に登場する可能性はありそうです。
不可能に思えた戦いに勝利した桓騎を絶賛する黒桜、厘玉。
ただ作戦を知らされてなかった事には少し不満そうです。
黒桜は信用がないのかな…?と少し寂しげな表情です。
そして作戦を聞かされていた摩論に嫉妬。
雷土も作戦を聞いていたということを知ると、更に嫉妬が強まっています。
黒桜は桓騎が摩論よりも雷土に作戦を教えたことに怒りが込み上げてきています。
黒桜姉さん、またもバチ切れです!w
切れキャラが板についてきましたね!w
黒桜は雷土より桓騎にとって自分が小さな存在なのかと、頭を抱えています。
このやり取りで桓騎軍の幹部の関係性が分かりましたね。
黒桜と雷土は桓騎の信頼をめぐって、以外にもライバル関係だったんですね。
三人の中で一人浮かない顔をしている摩論。
捕虜の数に頭を抱えています。
黒桜は摩論に私の悩みの方が大きな問題だと言います。
黒桜姉さん、そんなことないから最後まで聞いてあげて!w
自分たちが何も聞かされずに囮に使われていたにも関わらず、明るいですね。
裏切られたと感じてもおかしくないような場面です。
さすがは元野盗集団です。
あっけらかんとしています。
舞台は変わり飛信隊VS虎白残留軍の戦場。
扈輒討ち死にの知らせが届いてない飛信隊と虎白残留軍は未だ交戦中です。
影丘で力を使い切った飛信隊は、虎白残留軍に苦戦。
未だに抜けずに焦っています。
そんな時です。
趙軍が乱戦を解いて退却していきます。
そして摩論からの伝令が届き、桓騎自らが敵将・扈輒を討ち取り勝利したことを知ることになります。
驚愕する飛信隊。
これを面白くないと思う飛信隊から、質問攻めにあう馬印(バイン)。
飛信隊から野次にも似た質問を受けています。
馬印から飛信隊はこの場に留まり、敗走していく趙軍の様子を見守るように伝えられます。
このことから、これから起こる可能性がある悲劇には飛信隊は立ち合いそうにないですね。
恐らくは悲劇が終わった後に話を聞かされる展開になりそうです。
敵本陣に到着した桓騎軍の古参メンバー。
しかしそこには桓騎の姿はありません。
雷土の側近たちが合流し、桓騎の元に連れていきます。
雷土の側近たちも雷土の行方は分からず、何も聞かされてないようで、状況が分かっていません。
桓騎の元に合流した古参メンバーと雷土の側近たち。
3人が到着すると同時に、桓騎はそっと指をさします。
その先には並べられた桓騎兵の首と一つの箱が置かれています。
箱を開けると、そこにはバラバラにされた雷土の姿が、、、
血の海の中には身体をバラバラにされた雷土が箱詰めにされていました。
最後に桓騎ともう一度喋りたかったという雷土の想いは届きませんでした。
個人的にはこのシーンを楽しみにしていました。
残念です。
あまりに残酷な雷土の殺され方に衝撃を受ける3人。
多くの修羅場を見て来た黒桜、厘玉、摩論もさすがに放心状態です。
雷土の側近たちは泣き叫んでいます。
しかし桓騎だけは、表面上、何の変化もなく机に足を掛けています。
そこえ砂鬼一家がやって来ました。
桓騎と呼びます。
この砂鬼は恐らく、桓騎軍の最古参で桓騎の怒りを知る人物なんだと考えられます。
なぜならお頭である桓騎を呼び捨てにしているからです。
ただコスチュームが全員同じな砂鬼一家。
最古参の重要人物だったとしても、見分けがつかない!w
そんな砂鬼一家の一人が雷土の最後について語ってくれます。
雷土は生きたままバラバラにされる酷い拷問を受けたようです。
しかしそれでもなお、雷土は死ぬまで何もしゃべりませんでした。
雷土の健気な態度に再び悲しみが襲います。
桓騎の作戦を知っていた雷土。
雷土が痛みに負けて桓騎の作戦を吐いていれば、今の勝利はありませんでした。
雷土は今回の戦いの影の功労者と言えそうです。
オギコを走らせてまで、雷土に作戦を伝えた桓騎。
桓騎はこの戦いで雷土が無茶することが分かっていたのかもしれません。
だからこういった事態にならないために、わざわざオギコを走らせたのかもしれません。
桓騎はそっと血の海の中から、雷土の顔を引き上げます。
雷土の顔に触れながら大馬鹿野郎という桓騎ですが、そこには部下を思う気持ちが現れています。
しかし言葉とは対照的に、桓騎の目には冷徹さと怒りが混じり合っているような目をしています。
雷土の死は側近たちを涙させます。
それと同時に黒桜も側近たちも怒りが込み上げています。
桓騎も冷静さは保っているように見えますが、冷酷な闇をまとったような目をしています。
雷土をこんな目に合わせたのは扈輒と数人の拷問官です。
しかし扈輒は討ち死にし、拷問官も報復を恐れて捕まる前にほとんどが自害してしまいました。
残っていたのは一人だけだと砂鬼一家の一人が伝えます。
桓騎は後ろを向きながら「何人だ?」と問いかけます。
砂鬼一家の一人は「残ったのは一人だけだと」言います。
しかし桓騎は再度「何人だ?」と問いかけます。
実は、この桓騎の問いかけは摩論にしたものだったのです。
桓騎は捕虜の数を摩論に問いかけていたのです。
摩論と最古参の砂鬼は桓騎の問いかけに不穏な空気を感じとっています。
桓騎の中に宿る岩をも溶かすほどの怒りが動き出そうとしています。
なので今回は桓騎の怒りの暴走=六大将軍の暴走について考察していきたいと思います。
砂鬼の言葉
雷土の死を確認した桓騎の目の奥には怒りの感情も含まれているように感じます。
その後、桓騎は背中を向けて「何人だ?」と問いかけています。
先ほど雷土を拷問していた生き残りは一人だけと伝えたばかりの砂鬼一家の一人は、疑問を持ちながらも一人だと答えています。
この砂鬼一家の一人はお頭である桓騎のことを呼び捨てにしていることから、桓騎軍の最古参メンバーであり、桓騎の怒りを知る重要人物だと推測されます。
桓騎のこの問いかけは摩論にされたものでした。
この桓騎の問いかけは誰もが雷土を拷問した当事者のことを指していると思っていました。
しかしこの時、最古参の砂鬼だけは桓騎の意図を理解しているような節があります。
そして心配そうに「桓騎、まさか…」と声をかけています。
この「桓騎、まさか…」の続く言葉は「桓騎まさか、またあれをやるのか!?」だと推測します。
桓騎軍の最古参は砂鬼一家の中にいます。
恐らくお頭である桓騎を呼び捨てにしていることから、今喋っているこの砂鬼が桓騎軍の最古参の人物なのだと思われます。
最古参ということは、桓騎との付き合いが一番長い人物だということになります。
首切り桓騎の異名で恐れられている桓騎。
桓騎は野盗時代に一つの城邑(ジョウユウ)を攻め落とし、自ら住人全員の首をはねたと言われています。
この体験を最古参である、この砂鬼が見ている可能性は非常に高そうです。
もしかすると桓騎の隣でサポートしているこの人物が、最古参の砂鬼という可能性もありそうです。
最古参である砂鬼の証言から、桓騎の根底にあるのは怒りいうことが分かりました。
この首切りは怒りによって引き起こされたものだと推測します。
だからこそ、それを見てきた最古参の砂鬼が桓騎の根底にあるのは怒りだと語ったのだと思います。
桓騎は冷静そうに見えますが、冷徹な目の奥底には怒りを感じさせます。
なので怒りに囚われた桓騎がまた同じ行動に出るのではと思い、この砂鬼が心配になって声をかけたという可能性はありそうです。
六大将軍の暴走
史実では桓騎が扈輒を討ち取ったあと、桓騎が趙兵10万人の首を斬ったとされる記録が残っています。
桓騎軍の側近中の側近である雷土を失ったことによって、桓騎の怒りは当事者を殺害するだけでは収まりそうにありません。
その対象者は趙兵全てに変わりそうです。
この目を見てください。
冷徹な瞳の奥に、怒りが感じてとれます。
膨れ上がり続ける趙の捕虜。
現在でさえ桓騎軍だけでは管理しきれない数に膨れ上がっています。
しかも桓騎は「何人だ?」と再度問いかけています。
摩論と最古参の砂鬼は不穏な空気を感じ取っています。
不穏な空気ということは、嫌な予感がしているということなのでしょう。
桓騎は背中を見せながら静かに怒っている様子が伺えます。
このまま進めば史実にある悲劇=趙兵10万人の斬首がこれから起こる可能性はありそうです。
早ければ次号にも桓騎の趙兵10万人を斬首する、行き過ぎた大虐殺が始まるのかもしれません。
そして、これが以前から示唆されていた六大将軍の暴走と繋がる可能性は非常に高そうです。
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