今回は弓の名手たちである
「中華十弓」をランキング形式で紹介しますね。
その前に、そもそも中華十弓とは何なのかを説明しておきますね。
中華十弓とは、趙の武霊王の時代に
中華全土から弓自慢を呼び集めて腕比べを催し
その時の上位十人をそう呼んだのが始まりになります。
ちなみに史実における
武霊王の王の在位期間は
紀元前326年〜298年になります。
なのでキングダムの時代より
少し前の時代になりますね。
では、早速みていきましょー
11位 仁淡兄弟(秦)
弓矢の命中率は中華十弓の中でもトップクラスなのは
入隊時のテストで見せているので間違いありません。
しかし、まだ2人とも実戦経験が少なく
今回の鄴攻めが初陣となります。
兄弟ともに優しい所があり
人を射抜くことに抵抗がある様子。
弟の淡に至っては
いまだに人に向けて弓を引けないでいます。
兄の仁も人に弓を命中させて後は
手が震えてしまっています。
その事から考えても、蒼源 対 白公の様な
緊張感のあるギリギリの戦いはまだできないと感じます。
しかし、これから実戦を積んでいけば
間違いなく中華十弓に入っていくでしょう。
今回は実戦経験がないという事で
11位としていますが
最終的には、この兄弟が上位にいる中華十弓を破っていき
最強になると信じています。
10位 黄離弦(魏)
信の初陣である蛇管平原の戦いにおいて
千人将である縛虎申を打ち抜き
傷を負わせるも
その後、信に討ち取られてしまいます。
登場回数が少なすぎて
実力が見えませんが
呉慶将軍の副将である宮元に仕えていたことを考えると
それなりの実力を秘めていたと思われます。
ただ序盤に出すぎていることもあり
ランキングとしては低い順位にせざるを得ない感じです。
9位 魏加(趙)
王騎と龐煖の戦いの最中に
王騎の背中に一矢を与えた弓使い。
この魏加の一矢によって
王騎はタイミングをずらされて龐煖に負けてしまう事に。
李牧に直接仕えていたのかは不明ですが
この重要な役目を担っていたという所からも
かなりの信頼が置かれた弓使いだったのだと思います。
王騎を倒すアシストと言う決定的な仕事はしましたが
当時百人将だった信に討ち取られているという事で
ランキングとしては低くしてあります。
8位 白公(魏)
弓矢兄弟である仁と淡の父
蒼源との弓矢勝負において右目を奪われた弓使い。
蒼源の名は、この白公との戦いで有名になったとあります。
そういう意味では
白公もまた中華に轟く弓使いの一人だったと言えるでしょう。
相当な命中率を誇る蒼源の弓矢を
六射目まで耐えている白公。
この事を考えても
弓の特性をよく理解して
回避にも長けていたと考えられます。
しかし蒼源の矢で右目を奪われたシーンが
マヌケな顔をしているので8位としました(笑)
7位 金令
中華十弓という武霊王の時代の
弓自慢大会で優勝している謎多き弓使い。
ほとんど話にも出てこないので
兵士なのか狩人なのかも分かりません。
命中率は500歩の長距離でも
8割当てれるということです。
史実の武霊王の時代とキングダムの時代では
少なく見ても50年以上の開きがあるので
もう死亡しているという可能性は充分に考えられます。
弓使いの伝説的な存在なのかもしれませんね。
今後登場するとしたら
白麗の師匠とか
誰かの師匠というポジションで登場するのかもしれません。
6位 蒼源(秦)
仁と淡の父親であり
秦国が誇る唯一の中華十弓。
麃公将軍に実力を認められ
弓騎兵のみの遊撃部隊「蒼弓隊」を作り
指揮していました。
当時の戦場では「蒼弓隊」の名前を聞くだけで
敵は震え上がったそうです。
活躍の期間は短かったようですが
岳雷(がくらい)の話しぶりから
多くの味方の命を救い
多くの敵将校を射抜いて
戦さを勝利に導いたとあることから
あげた功績も大きかったのだろうと予想できます。
5位 姜燕(廉頗四天王)
中華十弓の一人である姜燕は
かつて廉頗と互角に渡りあった小国の勇です。
国の滅亡と共に廉頗に忠誠を誓いました。
元三大天の廉頗と互角に渡ったという事は
相当な実力者だと言う事が分かります。
廉頗四天王の一人で
十弓でもある姜燕の矢は
常人の矢の倍の飛距離を出します。
その常人離れした弓の威力は
特別に鍛え上げた盾を貫くほどです。
視界が悪い山の戦いであっても
弓を使って戦局全体を把握しながら
自軍に指示を出す事ができます。
弓だけでなく将としても一流です。
実力的には間違いなく上位の姜燕ですが
今後の戦いで廉頗が参戦してこない可能性の方が高いので
姜燕のランキングは5位とさせてもらいました。
4位 馬朱離(魏)
「神弓」の異名を持つ魏国最強の弓使い。
もう前線を退いているにも関わらず
いまだに十弓の上位3人のうちの一人だと言われている男。
馬朱離に討ち取られた将校は
百を超えると言われています。
蒼源は馬朱離と対戦するために
山を降りています。
現役を引退した馬朱離ですが
魏の存続をかけた戦には
きっと登場するのでしょう。
今回のランキングでは
前線を退いているという事なので
十弓の上位3人からは外して4位としました。
3位 白麗(楚)
楚の千人将で信達と同世代。
楚における今後を担う世代で
信達のライバルになるのは間違いないでしょう。
中華十弓の1人でもある白麗は
十弓の中で自分は3位だと言っています。
その弓の威力はモノ凄く
矢がうねりをあげています。
実力は本物で
函谷関の戦いでは長距離からの狙撃で
早々に元王騎軍の軍長である鱗坊を討ち取っています。
楚との大戦の時には
おそらく将軍になって信の前に出てくることになると思います。
今回は白麗自身
自分で3位と言っているので
3位にさせてもらいました。
2位 青華雲(趙)
中華十弓の三本の指に入るという一人。
趙の出身にも関わらず
国家の存亡をかけた鄴攻めには
まだ登場していません。
それを考えると李牧の部隊ではなく
司馬尚の部隊にいるのかもしれません。
もしかしたら
鄴の攻防戦の後にも
信たちにはまだ激しい戦いが待っているのかもしれません。
そのため、青華雲はまだ登場してないのかもしれませんね。
仁と淡の成長した先でぶつかる可能性は
高いのかなと思っています。
1位 仙手備(燕)
中華十弓の三本の指に入るという一人。
現状は仙手備を1位としていますが
上位については滅亡順で選んでいる所が大きくあります。
史実では滅亡の順番は
韓⇒趙⇒魏⇒楚⇒燕⇒斉となります。
よって順番に最強が出てくるのかなと考えました。
最終的には仁淡兄弟が中華十弓を破り
最強になると思います。
特に今はまだ人を射抜けない淡ですが
どこかのタイミングで覚醒して兄である仁を超え
中華最強の弓使いになると博士は考察します。
淡が人を射抜けない苦悩が描かれているのは
最強になるための伏線だと思うからです。
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