羌瘣が感じた胸騒ぎ!
それは六大将軍の暴走のことを指しているのか?
対趙国の前線地帯で起こる六将の暴走とはいったい?
キングダム673話「漂う空気」
この話を見てもらえるとこれから起こる六大将軍の暴走について分かると思うので最後まで見てってくださいね。
秦国六代将軍復活の話は一気に列国中に伝わります。
その知らせを受けて慌てる六国。
なのでまずは慌てる六国の様子について見ていきましょー!
まずは秦と同盟国の魏国です。
同盟国だけあって他国に比べて落ち着いています。
同盟が解ける2年半後に向けて領土を広げるまでだと言う呉鳳明。
再び領土拡充のために三万の兵を連れて什虎に向かうようです。
そしてコチラは大慌ての国、最弱国の韓です。
王都の新鄭では首脳陣が集まって慌ただしく会議をしています。
そこに初登場の洛亜完将軍が楚を味方につけておくべきだと提案。
そしてコチラも初登場の副官、ヨコヨコ。
巨体で常人の二倍ほどの大きさがあり、変な仮面を被っています。
気持ち悪いですね!w
てか、何でその仮面を選んだ!w
異民族のオーラが出てますね。
楚に後ろ盾になってもらうために使者として送られるのは媧燐と面識がある張印将軍。
合従軍編で韓軍総大将の成恢が死亡したために大将代理として登場した武将です。
韓では媧燐と肩を並べた存在になっていますが、実際は媧燐に良いように扱われてただけの男です!w
交渉は上手くいくのでしょうか?
韓は自分達のやり方で軍補強を進めるようです。
そして斉の王建王。
口約束ですが秦国に降伏宣言をした王建王はいたって冷静です。
中華の熱を感じながら、落ち着いている様子。
コチラの謎大き国、燕ではこれから大きな動きが出てきそうです。
燕王、今王喜は夷狄を吸収して大きくなったオルドを戻すように指示します。
この今王喜が言った夷狄とは、中華外に住居している異民族のことを指します。
燕国は異民族をも部隊に取り入れている数少ない国です。
元燕国の大将軍、劇辛の部隊にもオルドの部隊にも多くの異民族の存在が確認されています。
そしてそれと併せて今王喜は燕丹を王都に呼ぶように指示しています。
史実ではこの燕丹は燕の太子=太子丹のことです。
なので時期燕国の国王となる人物です。
本編では幼少期に趙に人質に送られていた丹と政は顔見知り程度の表現をされていましたが、史実では少年時代、親しい間柄だったと言われています。
しかし後にこの燕丹こと太子丹は始皇帝暗殺を企てます。
つまりは政を暗殺するために計画を実行します。
太子丹は荊軻という暗殺者を使い、実際に政を手にかけようとします。
太子丹が政を暗殺しようとまで思い詰めたのは、ある時に丹は燕の使者として政に挨拶に行くことになります。
その時に太子丹が政に挨拶した所、冷たくあしらわれたのが原因だったと言われています。
少年時代に親しかった政に冷たくされた。
太子丹はこれに衝撃を受けて、秦は燕にとって災いをおよぼす国だと判断し、後の始皇帝暗殺に繋がったとされています。
友達に挨拶を冷たくあしらわれただけで、暗殺って、、、、
燕丹という人物自身にも問題がありそうですね!w
そして秦と並ぶ大国、楚。
媧燐は戦争の自由が六将に自由度と速さを与え、大きな武器になる事を承知していました。
そしてその最初の標的が趙になる事も察知しています。
ただ同時にその自由度こそが命取りにもなり、六大将軍が暴走したら内部崩壊を起こす可能性もありえると示唆しています。
媧燐は諸刃の剣の六大将軍制度を見極めて策をねるようですね。
登場してダダで終わらない媧燐。
最後にはしっかりとバミュウを投げ飛ばしてくれています!w
六大将軍制度の発表後、最初の標的となる趙国は大慌てです。
郭開も表情に余裕が無く、対応に追われています。
というか対応策が何も無い様子ですね。
秦の侵攻を止めれるかどうかは現趙軍総司令の扈輒大将軍にかかっています。
もっと言ってしまえば秦の中華統一を止めれるかどうか、この重圧が扈輒にかかっています。
これは今は青歌に身を寄せる李牧がそう発言しています。
そして舞台は秦軍と趙軍が睨み合う前線地帯。
六大将軍の三人、王翦、楊端和、桓騎の三将が戻ったことによって戦場はこれまでと漂う空気が一変します。
その変な空気のせいか寝付けない羌瘣がテントから出てきて、信と出会います。
羌瘣は嫌な胸騒ぎがする、よくないことが起こると言います。
そんな不安そうな羌瘣を見て、信は俺たちは昔から強いだろと元気付ける言葉をかけます。
そして信が羌瘣に真剣に何かを語りかけようとすると、羌瘣は頬を赤らめます。
久々のラブコメ展開か?
と思いきや、ここでお酒を飲んで寝ていた尾平が起きてきて良いムードは終わってしまいます。
尾平ッ!w
しかし羌瘣が恐れていた悪い事が、これから起ころうとしています。
それは六大将軍の暴走のようです。
なので今回は対趙国の戦線で起こる六大将軍の暴走について考察していきたいと思います。
六将の暴走
対趙国の戦線に入っている六大将軍は三人。
王翦、楊端和、桓騎の三将です。
この中で暴走しそうな人間を考えると、やはり本命は桓騎です。
良識のある楊端和が暴走するとは考えにくいですもんね。
六将の任命式の時に昌文君が戦争の自由があるからと言って、敵国であっても一般人の虐殺や暴虐行為は一切禁じる。
ましてや反乱などは決して許さないと桓騎に向かって言います。
この時に不穏な空気が流れますが良識的な騰が上手くその場をまとめてくれたシーンがありました。
この時に六将の中で良識的な騰と楊端和、腫れ物の桓騎と王翦という構図が生まれました。
六将就任初日から派閥とまでは言いませんが、くっきりと別れた感じがありました。
蒙武にはスポットライトが当たらなかったので、この時にどういった表情をしていたのか分かりませんが、我関せずという事なのでしょう。
なので暴走するとしたら腫れ物の桓騎と王翦のどちらかの可能性が高いように感じます。
桓騎
桓騎軍の大半は野盗時代の桓騎の部下で組織されています。
なかには桓騎以上の残虐性を持っている恐ろしい部隊もいます。
桓騎もそうなんですが桓騎の部下が暴走する可能性は前々からありました。
桓騎軍は禁止とされている虐殺や暴虐行為を平気な顔で実行できます。
黒洋の戦いでは何も知らない村人を襲い、その人達をアーチ状にして敵将の紀彗に送りつけています。
こんな事を思いついて、実行できる桓騎の性格の異常さはキングダムの中でも群を抜いています。
史実的にも桓騎はこれから起こる平陽の戦いでは10万人もの趙兵の首を斬ったという記録も残されています。
本編ではこの部分をどう描いてくるのかは分かりませんが、10万人もの趙兵を斬首は暴走と捉えられてもおかしくはありません。
ただ桓騎は残忍な性格は持ち合わせていることは間違いないんですが、無意味な事をするような馬鹿ではありせん。
誰もが思い付かない戦術を駆使できる辺り、キレ者です。
なので桓騎が暴走するとは、ちょっと考えにくいんですよね。
なので桓騎が暴走というよりかは、桓騎の部下が暴走する引き金をひいてしまい、後戻りできないような展開は考えられそうです。
そこら辺は元野盗なだけあって、後先を考えない部下が桓騎軍にはたくさん所属しています。
戦争の自由をはき違え、気が大きくなった桓騎の部下が虐殺や暴虐の限りを尽くすなんて事があるのかもしれません。
それが史実でも紹介されている10万人もの趙兵が斬首された地、平陽になるのではないかと思いました。
そんな残虐行為を飛信隊が黙って見過ごすわけがありません。
この展開は揉めそうですね。
羌瘣が感じた胸騒ぎとは桓騎軍の暴走、引いては桓騎軍VS飛信隊になることを指している可能性はありそうです。
王翦
可能性としては低いとは思いますが、王翦も元々暴走する可能性を秘めていたキャラです。
鄴攻略戦からアゲアゲ状態が止まらない王翦ですが「自分の国を作り、自分が王様になりたい」と言う危険思想を持っています。
事実、鄴の戦いでは李牧をスカウトする時に一緒に来て全く新しい最強の国を作ろうと誘っていました。
六大将軍になって更に力と権力が増した王翦。
この危険思想と六大将軍の力が合わさり、対趙国の戦線で暴走を起こす可能性はあるのかもしれません。
ただ王翦は秦の中華統一のためには欠かせない人物です。
しかし王翦の「自分が王様になりたい」という危険思想も、伏線の回収のことや政たち上層部達と歩み寄るためにも払拭してもらわなければなりません。
なので今回の六大将軍の暴走により王翦が抱えている「自分が王様になりたい」という野心の片鱗が明かされるてことになるのかもしれません。
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