桓騎が趙の投降兵を大量虐殺したことによって咸陽に激震が走る！
座り込み、両手で顔を覆う政！
桓騎の虐殺行為により中華統一の道がより険しくなろうとしています！
この急報を受けた政は、自ら昌平君の軍を率いて桓騎のもとへ動き出します！
政が桓騎のもとへ動いた意図、目的は何なのか？
桓騎に下る処罰とは一体？
この話を見てもらえると政が桓騎のもとへ動いた目的について分かると思うので、最後まで見てってくださいね。
今話のキングダム697話「将軍の役目」のストーリー、政が動きましたね。
桓騎の大量虐殺の急報を聞いた政は、昌平君の軍、豹司牙（ひょうしが）の黒騎兵団と黄竜の兵団、昌文君と共に桓騎のもとへ動き出します。
果たして政が桓騎のもとへ動いた意図、目的は何なのか？
なので今回は政が桓騎のもとへ動いた目的について考察していこうと思います。
戦うため
コチラの可能性はかなり低いと考えます。
大軍を引き連れて動いた政。
これに対する桓騎軍は少数にして疲労が抜けきっていません。
戦ったとしても勝負は見えています。
政が大軍で動いた目的は桓騎軍に対する抑止力が一番の理由だと推測します。
桓騎軍の兵のほとんどは、秦王である政に忠誠を誓っているわけではありません。
なので理不尽な事を言われると、少なからず反乱が起こる可能性もあります。
桓騎軍の中にはゼノウを筆頭に暴れん坊が多いので、大軍を率いることで事前に反乱の目をつむ抑止力のために、これだけの兵で動いてるのだと推測します。
後、舐められないためという理由もあると思います。
政が昌平君に今すぐ動かせる直下兵団は何人いるのかを問いかけているシーンがあります。
この時、政は豹司牙（ひょうしが）の黒騎兵団だけでなく、黄竜の兵団も連れていくつもりだと発言しています。
黄竜の兵団の名前を出すと、辺りから緊張感が走っています。
それは介億の表情を見れば、明らかです。
この黄竜とは一体どんな人物なのでしょうか？
黄竜の登場シーンは非常に少なく２場面しか見つけれませんでした。
黄竜は昌平君の家臣です。
合従軍編では三国が同時に攻めてきた時に各方面の情報収集を昌平君から頼まれています。
この時は名前しか出ていません。
もう一つは嫪毐の反乱の時です。
昌平君と戎籊公(じゅうてきこう)のバトルの時に、昌平君の作戦を理解し、反乱軍に対して側面から横撃を仕掛けています。
この２場面しか登場していません。
まとめると黄竜は昌平君の側近にして、全国からの情報収集も可能であり、戦闘にも特化した恐らくは将軍なのだと思います。
合従軍編では介億と同列にされていたので。
また嫪毐の反乱の時は昌平君の作戦をいち早く理解し、動いていることから超優秀な人物だということが分かります。
すごい器用そうな将軍だなという印象です。
しかしながら２場面しか登場していないことから、どういった人物かは詳しくは分かっていません。
しかしながら政は黄竜を名指しで、指名しています。
しかも介億の焦りよう。
このことから考えると今回の政と桓騎との会話の中、もしくは裁きを与えるときに黄竜が絡んでくる可能性は非常に高いと考えられそうです。
対話
政が桓騎の元を訪れる一番の目的は対話にあると推測します。
政は人に対して理解の深い王です。
それは人の本質は光だという答えを導き出していることからも分かります。
呂不韋が河南で不穏な動きを見せている時です。
肆氏（しし）は呂不韋の暗殺を提案しています。
しかしながら政はそんな状況下でも呂不韋のもとに行き、対話をしています。
政はそれほど相手のことを理解しようとする、稀有な王なのです。
なので政が動いたのは桓騎のことを深く理解するために、直接会って対話しようと考えたのだと推測します。
大軍で動いたのは桓騎軍の抑止力のためであり、動いた目的は桓騎としっかりと対話するためだと考えられそうです。
桓騎の処罰
しかしながら桓騎は趙の投降兵を大量虐殺してしまいました。
何もお咎め無しでは列国は黙ってなさそうです。
対処を間違えると、今は秦と非公式ですが同盟を結んでいる斉国の王健王との関係に亀裂が生じる可能性さえありそうです。
なので政は対話の中で、しっかりとした現状把握をした後、何かしらの処罰を桓騎に与えそうです。
趙の投降兵を大量虐殺。
中華統一から遠ざかったことから、本来でれば打首ものの重罪です。
六大将軍や将軍職を剥奪という可能性も考えられるんですが、それでは中華は納得しません。
そもそも桓騎にとって六大将軍や将軍職を奪ったからといって、行動が変わるとも思えませんからね。
政は一体どんな処罰を桓騎に与えるのでしょうか？
史実では桓騎は扈輒の首を取った紀元前２３４年の翌年に、再び趙を攻めて、平陽と武城を平定しています。
なので翌年には戦場に戻っていることになっています。
しかも平陽と武城の２城を平定しているのは桓騎とされています。
このことかから考えると、結果的には扈輒の首と大量虐殺が天秤にかけられて軽い罰で終わりになると推測します。
戦神と呼ばれた昭王も白起がやった四十万人の生き埋めに対して重い処罰を与えていません。
なので桓騎に与えられる処罰としては、
一年間の幽閉もしくは一年間の謹慎処分になるのだと推測します。
その監視役として政が名指しにした黄竜が桓騎を監視するというなんてことがあるのかもしれません。
しかしながら平陽と武城の２城を平定するまでに、ここから空白の一年間があります。
これは趙攻略の一時中断もあり得ることを示唆しているのかもしれませんね。
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